和歌山の「和」は、和風や和服など様々な日本の文化を表す意味が込められています。中でも和食は、「粟(アワ)」と「口(くち)」の字形のとおり、四季の様々な具材を使う調理法、味覚・視覚。地域に色濃く残る郷土料理から、器・作法など精神性にまで至る、日本の一次産業・関わる人々の歴史が培ってきた世界に誇る文化です。
あなたはその調理のひとつである「和え物(あえもの)」をご存じですか?。和え物とはキュウリなどを梅干しで和えた梅肉和えや、味噌を使った味噌和え。ホウレンソウと醤油・みりん・ゴマを使った胡麻和え、ほかに白和えやナス和えなど、食材をいろいろ混ぜ合わせた家庭料理のことです。
株式会社あえもんは、梅やみかん・柑橘やいちじくなど和歌山が世界に誇る産物を栽培している生産者達の出資により起業しました。 私たちは産物はもちろん、一次産業者のさまざまな思いや生産地に訪れるお客様、一次産業を積極的に応援する事業者の様々な思いや取り組みをすべて「和え物」にし、相互理解のある新しい一次産業を目指して邁進し、和やかで和らぎのある場、製品・商品を、いろんな方にご提供したいと考えています。
私たちは「生産現場から製造まで消費者に向き合う連携」を築き上げ、ニーズを把握した最適な商品の提案により、適正な価格による広範囲な販路づくり・関係づくりを行います。また、生産・製造にとどまらず、インターネットなどを積極的に活用して個々の事業者では行うことができない複合的な訴求・販売をおこなうビジネスを展開したいと考えています。
その中で大切なものが地域貢献です。地に根ざした農業と商業は、地域で連携しあう密接な関係性が必要です。話しあい、すり合わせを行い、相互理解のうえ協働していく必要があります。
私たちの事業の集約点とは「関わる一次産業者各々が自立できる環境を、ビジネス集約によって醸成すること」です。各々の良い産物や、産物を加工によって商品に昇華させ、自己満足な商品から脱却するとともに販売までをブランドとして集約し、濃密な情報発信・訴求により販路の拡大を行います。 私たちは、まちづくり・地域づくりなど地域活性化の現場に積極的に関わり、食育やイベントの開催などによって「これからのお客様像を醸成する」と言う思いを持つ事業者の集合体です。
私たちは「どうすればお客様に伝わるか・どうすれば共有できるか」について正面から真剣に向き合っています。「ものづくりの現場からの訴求の重要性」を、販売やイベント、マッチングや訴求により周知させていきます。
「あえもん」という器を○に見立て、その中に関わる生産者や事業者の方々が”楽しく自由に動き回る様”を表現しています。ワンポイントカラーは和歌山県の”みかん”と(完熟)梅、そして稲穂の実りを表しています。